拙稿「大学教育後援会の組織体制に関する研究―適切な運営のための体制整備に向けて―」1では、日本における大学教育後援会(以下、後援会とする)の組織体制上の課題について検討した。まず、日本における後援会設立の歴史およびその設置状況について先行研究に基づき紹介した。次に、後援会の組織体制について、後援会と同種の組織に挙げられる初等・中等教育機関に設置されているPTA(Parent-Teacher Association)組織や卒業生により組織されている同窓会などに求め、そこでの多くの先行研究から、後援会組織を「権利なき社団」として位置づけた。さらに、後援会組織をめぐる不正事例を取り上げ、その不正防止に関わる組織外の第三者による監査やガバナンス体制構築の必要性について検討するとともに、それらを組み込んだ一般社団・財団法人、公益社団・財団法人、特定非営利活動法人(NPO 法人)や株式会社を後援会に導入する可能性を示した。 筆者らは、以上のような検討の途上、2022年度より科学研究費補助金事業基盤研究(C)「大学教育後援会組織における監査・ガバナンスの実態調査とそのあるべき体制の提言」の採択を受けた。これまでの検討からさらに、後援会組織における「あるべき体制の提言」に向け、後援会の組織体制やガバナンスの実態を確認する必要がある。本稿では、実態調査のためのアンケート調査シート案2(以下、調査シートとする。本稿末尾に付録として掲載)を提示し、最終提言への方向性を明示することを目的としている。 以下では、実態調査対象である高等教育機関の範囲を示すとともに、その調査シートに 関する各質問項目の作成意図とアンケート結果に対する筆者らの事前の想定についてまと めている。departmental ...
1987年、ブルントラント委員会の「Our Common Future」以来、世界的に持続可能な発展という概念が世界中に広まり、農業の持続可能性もまた、世間の関心を集めるようになった。第二次世界大戦後...
本稿は、沖縄の国際化をアジアとの関係でとらえ直し、アジア諸国とのサステイナブルな関係の構築をめざす試みである。 サステイナブルな関係を構築するには、経済成長至上主義的発想ではない「アジアとの共生」の視...
application/pdf地域精神科医療に従事する多職種アウトリーチチームを対象として,チームの現状や臨床心理職に対するニーズを抽出し,多職種アウトリーチチームの現状の精査および臨床心理職のチーム...
拙稿「大学教育後援会の組織体制に関する研究―適切な運営のための体制整備に向けて―」1では、日本における大学教育後援会(以下、後援会とする)の組織体制上の課題について検討した。まず、日本における後援会設...
本稿では、新潟産業大学の学生による「柏崎野菜」マコモタケのPR活動である「柏崎野菜応援プロジェクト」の事例紹介を通じて、今日、大学における新たな役割としてその重要性が注目されている、学生による大学地域...
【目的】本研究の目的は,看護基礎教育課程で修得する看護実践能力と臨床で求められる看護実践とのギャッ プを縮める実習のあり方を探究するため,臨床での看護実践により近い実習形態(夜間実習,複数受け持ち) ...
大都市圏と地理的に隔たっているにもかかわらず、津軽地域の農村は比較的早い時期から現金経済に巻き込まれていた。明治期には出稼ぎとよばれる労働移動の形態が一般化し、第二次世界大戦後の高度経済成長期になると...
【目的】指定規則の改正により、訪問リハビリテーションまたは通所リハビリテーションに関する実習(以下、地域実習)を行うことになった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、現場での実習実施が困難とな...
近年,子どもたちの健全育成のために,放課後や休日における地域生活の充実の必要性が指摘され,全国各地で多様な取組みがなされている1)2)3).このような活動は,当然ながら障害の有無や障害種を問わないテ...
本稿は,民俗宗教研究と華僑華人研究の分野に位置付けられ,タイの社会的・宗教的文脈から,タイの華人宗教の動態を把握したうえで,脱共同体社会における民俗宗教のダイナミズムを見出すことをめざす。具体的には,...
平成14年度から小学校・中学校で「総合的な学習の時間」が義務化され、学習領域の中に導入された。平成15年度からは高等学校においてもこの「総合的な学習の時間」は制度化された。「総合的な学習の時間」の授業...
一人一人のニーズに対応した特別支援教育がスタートし支援者は、障害のある子どもの自立や 社会参加に向け、持てる力を発揮させていく支援が求められている。特に、発達障害のある子ど も達は、理解困難な行動を起...
本論文は、経営の合理化と組織力の強化を同時的に実現するための農協の組織再編の展開論理について、北海道の先駆的な大規模合併農協であるJAきたみらいを事例として明らかにした。 本研究では、組織力効果を「...
身体的心理的問題を抱える人に対し,専門家は自らの専門領域に関与する部分でそれぞれが個別に支援を行ってきた。このように一人の患者に対して支援を分けて行うことは,二元論的枠組みに基づく近代西洋科学の立場で...
本研究は在宅ホスピスケアにおいて訪問看護婦が捉えた患者。家族の問題点に焦点を当て、訪問看護婦の支援構造を明らかにすることを目的として行った。調査機関は1997年1月~1998年2月である。調査対象は...
1987年、ブルントラント委員会の「Our Common Future」以来、世界的に持続可能な発展という概念が世界中に広まり、農業の持続可能性もまた、世間の関心を集めるようになった。第二次世界大戦後...
本稿は、沖縄の国際化をアジアとの関係でとらえ直し、アジア諸国とのサステイナブルな関係の構築をめざす試みである。 サステイナブルな関係を構築するには、経済成長至上主義的発想ではない「アジアとの共生」の視...
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